物語の余白 / 文月文 #夏BLフルパラ2017



※ネタバレ注意

「文月文」(夏BLフルパラ2017参加作品)について。



自分で企画した「夏BLフルパラ2017」ですが、短期間での募集にも関わらずお祭りに参加してくださる方がいらして嬉しいです。

主旨説明が「自分のため」とひどいものですが、やはりこういうことをするのは「自分が楽しくなくちゃね!」と考えています。



最初、自分の参加するつもり満々でいました。
しかし、いろいろくちょじじぃに奪われ、なんだかカスカスしています。
ちょうど、1年前の今頃、私はBL話を書き始め、投稿するサイトを変更して8月に月光デビューを果たします。
それからほぼ1年、結構な時間と気力を費やしてなにかしら書いていました。
そして、桐谷に仕上げのように奪われたのです。

フルパラの参加作品は、「淫花」、「耳なし」、「妖紅のエデン」の系統のちょっと不思議で不気味なお話を書いていました。
書き終わってもいます。
しかし、書いている途中も不思議なくらい集中力は欠けているし、自分が面白くありません。
切り口を変えてみようとも思いましたができず、結局、お蔵入りさせることにしました。

私はこのまま書けなくなるのだと思いました。
それがいつまでなのかわかりません。
少し予測もしていたので、ある程度は仕方ないな、とも考えました。
それでもいいや、と思いました。


ふと、手紙が書いてみたくなりました。

実際に書いてみると、なんとも短いものでした。
最初は1,000文字にも満たないくらい。
最終的には1,000文字ちょっと。

まるで物語の冒頭のような。

きっと、読者さんはこれだけ投稿すると不満に思うだろうな、と思いました。
だって満たされない。

私はお話の続きを考えました。
それが、面白かったのです。

情報は少しだけ。

手紙の受取人の名前。
差出人の名前。
大体の年齢。
二人のちょっとした関係性。

この二人の名字もわかりませんし、BL的に重要な(?)受けか攻めかもわかりません。

私はいろいろ思い描きました。

差出人が攻めの場合。
差出人が受けの場合。

受取人はどんな返事を書くのか。
どんな状況でこの手紙を受け取ったのか。

そもそも差出人はどんな状況で手紙を書いたのか。

本当に手紙に書かれている通りなのか。
はたまた嘘が塗りこめられているのか。


そうするとまったく違うお話が浮かんでくるじゃありませんか!
「いや、これ面白い!
他の人がどんなことを想像して、この手紙を読んだのか知りたい!」



そして、「こういうのを募集する企画も楽しいかもなぁ。少なくとも私は楽しすぎる!もちろん文章もそうだけど、イメージイラストとか『もしも表紙(もしこのお話の表紙を自分が描くとしたら)』とか、展開を予想したイラストもイケるかも!いやん、私てきにはおいしすぎる!」と一人で興奮していました。

フルパラも終わっていないし、いろいろ問題もあるので企画は立てませんけどね。
「ゆる募」として期限なしでまとめのブログ記事だけ用意して、文章もイラストもごっちゃごちゃにリンク貼るのでもいいかなぁ、とか、こういうのメクさんでやったらいろいろつなげられるのでいいのになぁ、とか、でもメクさんでやるなら表紙ほしくなるなぁ、と妄想は果てしなくしました。
楽しかった!



これを考えながら思ったのは「物語の余白」のことでした。
二次創作というのは物語の余白を埋める作業だと考えています。
余白を埋める楽しみは、読み手の楽しみでもあります。
そこにちょっとした書き手からの仕掛けなんかがあると、「ヤラれた!」とによによしちゃいます。

余白がそこそこあると、「想像や妄想する楽しみ」もあっていいですね。


このお話は余白だらけでひどすぎるのですが、もしあなたが受取人だとしたら、どんなお返事を書きますか?


ここだけでも楽しんでいただけたらな、と思い、今回この小さな手紙を出してみます。




文月文 (ムーンライトノベルズ。R18に一応しておいたBL。閲覧注意にも一応しておく)









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